社労士試験 攻略 レポート

勉強法マニュアル−私の受験体験記から勉強法まで

勉強法マニュアル−私の受験体験記から勉強法まで

社労士試験はマジメにコツコツやれば必ず合格できる試験ではありません。
合格できるかどうか不安で、とりあえず勉強するしかないと思っている方。

 

あなたが真に社労士試験合格を望むなら、そして今の勉強方法で本当にいいのかお悩みなら、一度、この勉強法を手に取ってみてください。

 

この社労士試験攻略の勉強法を読むことによって、あなたは以下の情報を得ることができます。

 

 ■社労士試験の本質とはなにか
 ■合格確実圏内への道すじ
 ■社労士受験生の陥りやすいワナ
 ■社労士通信教育の選び方から社労士合格へのプロセス

 

これからお伝えする内容は、テクニックのひとつひとつを断片的に取り上げれば、従来からいわれてきた定番の勉強法と変わらないのではないかと思われるかもしれません。

 

例えば私は「問題演習を学習の中心に置く」勉強法を推奨していますが、そのやりかたなら、今までとあまり変わりばえしない勉強法じゃないかとあなたは思われるかもしれませんね。

 

しかし根本的に、合格するためのアプローチの考え方が一般的なものとは違うのです!

 

私は、社労士試験に限らず、資格試験に合格するために必要な重要なポイントが大きく4つあると思っています。

 

この4つのポイントはとても重要で、合格を左右するものであるにもかかわらず、残念ながら多くの受験生ははっきりと意識することなく本試験を迎えているのです。

 

では、この4つのポイントとは何でしょうか。

 

それは、

  1. その試験の特徴をしっかり把握しているか
  2. テキスト中心学習なのか、問題演習中心学習なのか
  3. 解答の確率論を理解しているか
  4. いかに勉強を継続するか

 

この4つです。
箇条書きにすれば簡単そうに思えますが、実はそれぞれがとても意味の深いものなのです。

 

しかし、多くの受験生はそこまで意識して勉強していないでしょうし、巷の合格体験記でもあまり触れる機会はないでしょう。

 

はたして、このレポートでこれらのポイントをうまく伝えられるかどうか多少不安はありますが、勉強法に悩む受験生に少しでもお役に立てれば幸いに思います。

 

また、タイトルにもあるように、ここでは、メインの読者対象を「通信教育で頑張っている人」としました。

 

社労士試験に挑戦する方の多くは「通信」を選択されるようですが、実際の合格者は受験生の中では少数派である「通学」の方が多いようです。

 

つまり、数字上は、通信は通学に比べ圧倒的に不利であるともいえそうです。

 

しかし、私自身の経験から、通信であっても十分に合格は可能であると考えていますので、通信で不安を抱えながら頑張っている受験生をぜひ応援したいと考えました。

 

実際に、私は通信で本試験の択一式で8割を超える得点をたたき出し合格できた経験があります。

 

もちろん、通信生以外の方も歓迎です。
特に、独学で勉強している方は孤立しがちですから具体的な合格者の声は参考になると思います。

 

 

かなり上から目線の書き方になっていることをご容赦下さい。
いまだからこそ、受験1年目の自分がなぜダメだったか、明確に自分自身に教えてあげることができるから・・・。

 

この体験が他の社労士受験生に少しでもお役にたてるのではないかと考えるから・・・。

 

 

この勉強法マニュアルでは、ダメな受験生だった1年目と結果を出せた2年目の違いを、経験談を中心にお伝えしていきます。

 

そして、先にあげた4つのポイントのうち、

 

1.その試験の特徴をしっかり把握しているか
2.テキスト中心学習なのか、問題演習中心学習なのか
3.解答の確率論を理解しているか

 

という3つのポイントについて、おおまかにご紹介したいと思います。

 

 

第1章 『合格力』なくして合格なし

 

社労士試験の勉強を始めてみると、多くの受験生が、この試験の勉強すべき範囲はなんて広いんだろうと思い知らされます。

 

さらに、テキスト、過去問題、予想問題、模擬試験、労働法全書、労働白書、科目間横断整理、サブノート、法改正対策など、やっておくべきだといわれている教材がいっぱいあります。
範囲も広くて、やるべき教材もいっぱい。

 

しかも、テキストひとつとっても、千ページ以上の分量があったりします。

 

さらに、ついさっきやった内容をもう忘れてしまっている自分がいます。

 

でも、合格者はこの道を通ってきたんだから・・・
と、自分に言い聞かして、あなたはまた勉強に励みます。

 

しかし、問題演習をやっても全然解けないし、模試を受けても低空飛行!
そして、試験日が近づくにつれて合格する自信がだんだんなくなり、今年はダメかというあきらめの気持ちが湧いてきます・・・。

 

このパターンに入り込むと、なかなか合格の2文字はみえてきません。

 

「余計なことは考えずとりあえず勉強する」
「少しでも知識の量を増やさなければ・・・・」

 

覚えるべき膨大な量を前にすると、ついついこんなことを考えてしまいがちです。
これは正しい反応ではありますが、合格には危険な反応でもあります。
そして残念ながら、ここには戦略はありません。

 

ここで正直に告白しますが、わたしが合格したときは労働法全書で条文を調べることはいっさいしませんでした。

 

だいたい、調べたくても労働法全書自体買っていません(笑)。
また、労働白書も買っていませんし、科目間横断整理本を見ていません。

 

サブノートは作らなかったし、過去問題集も実は途中でやめてしまいました。
模擬試験は一度だけ受験しましたが、見直しをすることもありませんでした。

 

こんな私でも、合格ラインは大きく上回ることができました。
もちろん、わたしには決して特別な才能があるわけではありませんし、他の合格者を凌駕するような勉強時間を費やした、というわけでもありません。

 

だれでも勉強する時間は限られていますね。

 

あなたにとって大切なことは、

 

いかにたくさんの知識を身に付けるか

 

ではなく、
「いかに『合格力』を身に付けるか

 

だと思います。

 

ある社労士受験予備校では、受験生の中でトップ合格を目指すという触れ込みで膨大な勉強量を課す講座がありました。(今はなくなっているようですが・・・)

 

東大受験予備校で有名な鉄緑会は、風邪を引いても余裕で東大合格できる実力をつけるという謳い文句で厳しい指導をしていることで有名なようです。

 

しかし、私の個人的な思いは、圧倒的な実力を身に付けるよりも、確実に合格できる実力(合格力)を身に付けることのほうが絶対に大切だと思います。

 

 

では、この『合格力』とは、どうすれば身に付くのでしょう?

 

「マジメにコツコツ勉強すること?」それとも「頭の良さ?」

 

いいえ、違います。

 

まず、勉強を始める前に、知っておくべきことをちゃんと知るということ。
そして、勉強のしかたをちょっと変えていただく必要があります。
誰にでもできます。

 

全国には、この試験の合格のため日夜勉強に勤しんでいる受験生がたくさんいます。
その中で勝者になるには、けっして容易な道ではありません。
楽してスイスイ合格なんて虫のいい話しはありません。

 

しかし、あなたも薄々感じてきているはずです。勝負を決めるのは勉強時間だけじゃないことを。

 

さあ、『合格力』を身に付けて「合格」を自分のものにしましょう。

 

 

第2章 知識ゼロからの逆襲

 

私は受験2回目での合格です。
1回目はなぜダメだったのか、今でははっきり原因がわかりますが、当時は教えを請う師もおらず、暗中模索の中で進んでいました。

 

もし、当時の私のそばに、いまの私がいたら、合格への道はもっと近かったはずです。

 

まずはここで、私の1回目の受験体験をご紹介します。

 

 

■合格体験記を読み通信教育を選択

 

私は、あるきっかけでこの社会保険労務士に関心を持ったのですが、

 

  • 「どんな科目があるのか」
  • 「難易度はどれくらいなのか」

 

などはまったくわかりませんでした。

 

そこで、試験内容を調べるために、まず書店に出向いて、合格体験記の載った関連本を何冊か購入しました。
目を通すと、合格するのはかなり難しい試験だということがわかりました。

 

正直なところ、受験するかどうか迷いました。
単純に、知識を積み上げれば限りなく合格に近づける試験ではなく、この試験特有の特徴がいくつかあることがわかったからです。

 

まず、足切りという恐ろしい基準があること。
そして一般常識を筆頭とした、対策を講じようにも難しい科目が存在していることもわかりました。

 

おもしろいことに、合格体験記によっては、いかに合格に至ったのか、その表現が微妙に違っていました。

 

短期間でラクラク合格できたというお気楽トーンのもの。
一方、かなりの実力者と思われる人が、ご存知のとおり足切りの救済措置でなんとか合格したというもの。
じつに様々でした。

 

とりわけ、何人かは確実に、この試験制度の理不尽さについて怒っていました。

 

合格しても、この試験制度はおかしいという人がいる・・・なんだか、恐ろしい試験だなと感じました。

 

いずれにせよ、わかったことは、合否にかなり「」という要素も含まれるということです。

 

しかし迷ってばかりでも仕方がないので、挑戦することを決意しました。
年の押し迫った12月下旬のことでした。

 

最初は独学も考えていましたが、合格体験記をよく読んでみると、合格者の多くは通学・通信で受験勉強をした、とのことでした。

 

わたしの場合、通学は一考の余地もなく地理的に不可能でした。
そこで、合格体験記にもよく登場していた、ある大手受験予備校の通信講座で合格を目指すことにしたのです。

 

受講料等に5万円近くかかりましたが、合格体験記にはよく出てきた受験予備校でしたので、当時は努力次第で十分合格できるだろうと踏んでいました。

 

■テキストの意味がわからない

 

私の選択した通信講座は、科目ごとの基本テキストのほかにサブテキストが数冊あり、また月刊誌が定期的に送られてきました。
そして科目ごとに数問の添削課題を提出する、という形式のものでした。

 

テキストは講座受講者だけに送られるオリジナルであり、市販されていないものです。
従って、教材が届くまで事前に見本誌すらチェックすることはできませんでした。

 

しかし、なんといっても大手なので大船に乗ったつもりで信頼していたのです。

 

ところが、受験テキストを読んでまずビックリ。

 

「これはいったい何なのだ。これが日本語か!」おもわず心のなかで叫びました。

 

しかし、5万円の投資額は私にとっては大きな額です。
あっさりと捨てるわけにはいきませんでした。(これが傷口を広げたような・・・)

 

「安衛法」の「シャー」(これっていったい何なのか、いまだに不明です。)とかの専門用語にショックを受けつつ、とにかくテキストの通読を進めました。

 

しかし、さっぱり理解できません。焦りを募らせる日々を余儀なくされることになったのです。

 

■講師の驚きの言葉

 

そんなおり、テキストとともに届けられる月刊誌に「無料ガイダンス実施の案内」を見つけた私は早速、参加することにしました。

 

講師は現役社労士の方で、通学生向けの講義を担当されているとのことでした。

 

自分の人生で、社労士という人に出会ったのはこれが初めてでした。
また、自分以外の社労士試験の受験生に会ったのも初めてです。
なんとなく胸を躍らせながら説明を聞きました。

 

しかし、しばらくして、その講師からおどろきの言葉を聞くことになるのです。

 

 

「ここ(予備校)にも通信講座があるけど、
 
まずこれで合格するのは難しい
 
ですね」

 

 

「○●△×・・・!?」
この講師の発言にビックリ。

 

テキストの内容がよく理解できず、なにか突破口でも見つけられれば・・・という思いで参加したものだったので余計にショックは大きかったです。

 

ガイダンス終了後、その講師に発言の真意を尋ねましたが当然要領を得ない回答でした。
逆に、講師のほうも焦ったでしょうね。なぜここに通信生がいるのかと。

 

おそらく、このガイダンスは通学生募集のために開催されたもので、通信生が参加することは想定していなかったみたいです。

 

いずれにせよ、大手予備校だからと信頼して、その通信講座に申し込んではみたものの、何か受験業界の裏側を見てしまった思いでした。

 

 

この経験から、なぜ、テキストの内容がよくわからないのか、よくわかりました。

 

テキストの内容が読んでもよくわからないのは、そのテキストが
講義を前提に作られている
とわかったのです。

 

講座の基本は通学生向けでできており、通信生用に独自に開発されたものではなかったのです。
しかし当時は、また新たに通信講座を探したりとか、基本テキストを買い求めるという行為はしませんでした。

 

ある程度学習は進んでいたので、また一から出直しするのは避けたかったのです。

 

■過去問題集の失敗

 

過去問題集についても大きな失敗を犯しました。
書店で購入した問題集をやりはじめたのはいいのですが、なにしろ誤植が多く、辟易しました。
新刊だったのですが、ほとんど校正なしに本になってしまったのではないかというほど誤植の多い問題集でした。

 

しかし、知識ゼロのわたしにその間違いがすぐにわかるはずもありません。
テキストで問題集の訂正箇所を校正しながら解いていくという、なんともお粗末な展開となってしまいました。

 

これは大きな教訓になりました。ここで声を大にして言います。

 

新刊本は絶対に買ってはいけない」と。

 

ちなみに次の年にはその問題集は販売されていませんでした。おそらくクレームが殺到したのでしょう。

 

■半分あきらめ

 

こんな足踏みをしながらも時間は過ぎていきます。
そして、4月に受けた模擬試験はまったく振るわず平均点以下。前途多難を感じました。

 

合格体験記を読むと、まだまだやるべきとされている教材が山積みでした。
そして白書も買い、労働法全書も買いました。

 

一方、テキストを読んでいても、科目間の微妙な違いなどが出てきてますます混乱してくる状態でした。

 

そこで、書店でいわゆる横断本を買いました。
被保険者の範囲の違いなど、項目ごとに科目間の比較ができ、試験科目全体のイメージがなんとなくつかめてきたような感じがしてきました。

 

なにか視界が開けてきたような気がしました。

 

しかしそれで、問題ができるようになる、ということではありませんでした。

 

テキストの読み込みが浅いため、科目の全体像は掴めても問題が解けるレベルまでにはいかない・・・・当時はそう思っていました。

 

しかし実際には、問題演習の量が決定的に不足していたんですけどね。

 

そして、自信のないまま1回目の本試験を迎えました。
問題を解いていくと次々に見たこともない選択肢が出てきました。解きながらだんだん情けなくなってきたことを思い出します。

 

受験が終わって、いったい何点取れているのか、皆目見当がつきませんでした。
結局1回目の受験は、選択式(当時は記述式)は合格点に達したものの択一式は5割ほどしか取れず、惨敗に終わったのです。

 

■間違っていた方法論

 

試験が終わって冷静に1回目の敗因をじっくり分析することにしました。

 

原因ははっきりしています。
まず勉強不足で実力がなかった。
これは事実でしょう。

 

しかし、それ以上にそこに至るまでのプロセスに大きな問題があったことに気付きました。
たくさんの教材をこなさなければいけないという意識が強すぎて、結局どの教材も中途半端になってしまったのです。

 

いろいろな教材を順番にやっていこうとすると、よほど時間のある人でないかぎり時間がなくなってきます。
そうではなく、メリハリのついた学習をすべきだったと気付きました。

 

しかし1回目の勉強中は、合格に必要な勉強すべき量がどれくらいなのか想定できないために、全てをやれると単純に考えたワケです。

 

出題範囲の広さ、やるべき教材の多さに驚き、不安を抱く一方で、おろかにもすべての教材をなんとかこなさなければという呪縛に縛られていたわけです。

 

一方でどれも完全にできない自分に焦燥感を募らせてしまう・・・。
こういう悪循環だったわけです。

 

そこで2回目はやるべきものを絞り、手掛けた教材は完璧をめざすこととしました。

 

また、1回目は「必ず合格する」という気構えが基本的にできていませんでした。
「できれば合格したい」という中途半端な気持ちだったのです。

 

ですから、模擬試験などで自分の実力を知るにつけ、今年はダメなんじゃないかという一種のあきらめが出てしまいました。

 

2回目は、なんとしても合格すると強く念じました。

 

知識の習得以外に、どうすれば合格点をとることができるか ― いかに『合格力』を身に付けるのかを考えるようにしたのです。
絶対に合格できると信じて机に向かいました。

 

こうして、2回目の学習は順調に進んでいった、といいたいところですが、じつはそんなに簡単なものではなかったのです。

 

■2回目のリベンジ

 

2回目の受験勉強は、7月の本試験終了後すぐに始めました。
その時期はまだ次年度向けの教材は発売されていなかったので、前年度向けのテキストと過去問題集を書店で購入しました。

 

最初の1ヵ月くらいは、科目ごとにテキストをある程度読みこんで過去問題に挑戦してみるという流れで進んでいきました。

 

しかし、問題がまったく解けないのです!

 

テキストの内容を十分把握しないまま問題演習に入るため、問題が解けるレベルにいっていないんですね。

 

そこでまたテキストに戻って該当箇所の振り返りを行うことになるのですが、これが非常に時間がかかるのです。
さらにテキストの読み込みを進めていっても、なかなか問題は解けるようになりません。

 

また、進むペースが遅いために、その時点では回答できた問題も時間の経過とともに忘れてしまいます。
また悪循環に入りつつあるようでした。

 

そして、ふとわれに返りました。

 

そうだ、その繰り返しが一回目だったのだ、と・・・。

 

 

そこで、これまでの発想を変えました。

 

「問題演習を通してテキストを理解していこう」
と考えたのです。

 

 

そして、次年度向けの教材が発売されると、さっそくある予備校の演習中心の通信講座を申し込んだのです。
10月のことです。

 

そして、ここからすべてが好転しはじめたのだと思います。

 

また、今回申し込んだ講座は教材セットに講義CDも含まれており、講義を聴けるものでした。

 

これは幸いでした。実はCDによる講義に対して、大きな期待をしていたわけではありませんでした。
(テキストに基づいて説明がなされる講義ではなく、問題演習の解答解説だったからです)

 

ところが、聴いてみて驚きました。
テキストを自分で読むだけでは理解しにくいポイントが、音声だけの講義だというのに、聴くだけで理解できるのです。

 

例を挙げましょう。
厚生年金の科目のなかで、在職老齢年金の停止方法の計算式があります。
それは数式で書かれているのですが、ガチガチ文系の私にはその計算式がどういうことを意味しているのか、テキストを読むだけではよく理解できませんでした。

 

ところが、講師が図式で説明されると、一発で理解できたのです。
これが講義の威力か」と思わず感心してしまいました。

 

さらにCD講義は通勤途中にも聴くことができるという利点もありました。
私は自動車通勤だったため、ここでも新たな勉強時間が確保できることになったのです。

 

次に、新しいテキストを購入することにしました。
市販のものをじっくり比較検討して購入しました。

 

本試験までずっと使っていくものなので、ここでいい加減に決めてしまうと後で苦労します。
1回目で十分懲りたので、かなり慎重に選びました。

 

といっても、すでにどういうテキストにするかという基準は持っていました。
1冊でコンパクトにまとまったもの、科目ごとに分冊になっていてとても詳しく書かれているもの。
どちらが良いか、判断に迷うところでしょが、私は分冊のものを選びました。

 

たしかに、それらの分量はとても多いです。1冊のコンパクトのものでさえ、千ページを超えたりします。
まして分冊のものは・・・・・、生半可なページ数ではありません。

 

しかし、わたしは構わなかったのです。
なぜなら、すでに問題演習を中心軸に置くことを決めていたから。

 

従って、テキストは参考書であり、テキストの内容を全てマスターしようとは最初から考えなかったのです。

 

振り返ってみると、1回目には見えなくて、2回目に見えてきたことはやはりたくさんありました。

 

もちろん、2回目の講座の内容は、1回目の通信講座の内容と比べれば雲泥の差です。
しかし、それ以上にメンタル面で大きな違いがあったのです。

 

それは、この試験にかけるという思い。

 

 

2回目は
「今回はどうしても合格したい。」
それを強く思いました。

 

いかにしたら合格できるのか。
あらゆる邪念よりそれが勝っていたように思います。

 

 

第3章 確実合格につながる合格法

 

 

@社労士試験の本質をつかむ

 

「社会保険労務士試験はマジメにコツコツやれば必ず合格できる試験です!」

 

いったい私は何回この言葉を合格体験記で読んだことでしょう!
あなたもそんな合格体験記を読んだことはありませんか?

 

はっきりいって、これは「たまたま」合格することができた方の無責任な発言だと思っています。

 

ご存知のように、この社労士試験には「足切り」という基準がありますね。
いくら総合得点は高くても、たった1科目、「足切り」の基準に引っかかってしまったために涙をのむケースがけっして少なくないのです。いや、かなりの数に上ります。

 

しかも、この「足切り」、選択式では5問中3問というきびしいハードルであるたために、実力者でも容易に基準に引っかかる可能性があります。

 

つぎに、「一般常識」を代表とする難度の高い科目の存在があります。

 

他の科目で収まり切れない科目を全部「一般常識」に詰め込むのですから、他の科目の出題レベルでその科目を出題されると、普通であればお手上げ状態ですね。

 

しかし、そんな難問続きの科目でも足切りの対象になることは許されないのです。
さらに、最近では問題自体にもひとつの変化が生まれています。

 

それは、

 

選択式において、
だれも読んだこともないような問題文
から出題されるようになったことです。

 

また、問題文の長文化が進んでいるため、制限時間内で回答していくことがより困難になってきています。
インターネットの掲示板をみても、「見直しの時間がなかった」とか、「国民年金・厚生年金を解く時間が残り15分しかなかった」という発言が見受けられます。

 

一方、合格率というのは、過去をさかのぼってみても10%弱で安定しています。
平成27年度はついに2%台という合格率になってしまいました。
「足切り」「対処困難な科目の存在」などなど、受験生にとってさまざまな障害が横たわっています。

 

これは何を意味しているのでしょうか?

 

これは、一定の合格率を保つために、あきらかに「落とすための試験」を行っているということです。

 

実力(学力)の有無を問う試験内容であれば、高得点者は続出してしまい合否の線引きが難しくなります。

 

「合格ラインは9割以上でした」となれば、出題側は何を言われるかわかりませんからね。

 

そこで出題側としては、いろいろなハードルを設けることで得点差が出やすいように調整をしているわけです。

 

言い換えれば、この試験は、一定の学力を身に付ければ合格ラインを自動的に突破するのではなく、他の受験生との戦いに勝つことが合格なのです。

 

他人と同じ手法で他人よりすばらしい成果を出そうとしたら、努力の量で上回るしかありません。
それを避けるには、他人とは違うアプローチをとること。
それによりはじめて大きな成果を得ることが可能になるのです。

 

では、どのように、アプローチしていったらいいのでしょうか。
それはなにも特別な手法ではありません。

 

真実はつねに地味です。

 

そのルールとは、
戦略を立てて行動する

 

ということです。

 

 

社労士試験攻略において押さえておくべきポイントとして、

 

  • 足切り
  • 難度の高い科目の存在
  • 受験生が知らない未知の問題文の出現
  • 問題文の長文化傾向

 

これらの「解決すべき課題」にどう対処するかが大切であるにもかかわらず、多くの受験生はこれらのテーマをはっきり意識しないまま本試験に臨んでいるのではないでしょうか。

 

ここまで述べたことを理解していただけたのであれば、あなたが解決すべき課題がはっきりしたはずです。
あとはこれをどう攻略するのか戦略を立てればいいワケです。

 

これらを意識した学習を心がけるだけで、あなたは他の人たちとは違うアプローチをとることができます。

 

しかし、攻略困難と思われるこれらのポイントも、しっかりと対策を立てておけば回避することができます。

 

Aリンク式学習法で理解・記憶を加速させる

「テキスト・過去問題集・予想問題集をどのように活用するか」

 

学習方法の中で最も悩むのがここの部分ではないでしょうか。

 

私の場合でいくと、テキストを読むのは正直辛い作業でした。すぐに集中力がなくなってくるのです。
まあ、1時間が限界でした。

 

私のようなタイプはテキスト主導でいってもなかなか勉強がはかどりません。

 

体験記によっては、
「テキストの反復読み込みで出題範囲をほぼ把握し、問題演習は直前にやれば十分だった。」
というような内容のものもあったと記憶しています。

 

しかし、私にはとてもできない勉強法です。

 

では、どうするか。

 

それは、前にも書いたように問題演習を学習の中心におくというものです。
これは、従来の学習法とどこが違うのかと思われてしまうのですが、根本的にテキスト・問題集に対する位置付けが違うのです。

 

多くの受験生はテキストの内容をある程度理解してから、次のステップとして問題演習で実践力をつけるというやりかたです。

 

しかし、ここでは、問題集や答練自体がテキストの代わりとなります。

 

テキストの位置付けは、参考書とか辞書といったらわかりやすいでしょう。

 

 

次に、具体的にどのように学習を進めたらいいかを説明します。

 

まず、最初はスピードを意識して読んでいきます。
このスピード感は意識して取り組んでください。高速で回転させることに意味があるからです。

 

これでおぼろげながら、各科目の全体像、イメージが掴めてきます。

 

次に、問題を解きながら、というより読みながら、出題箇所をテキストにチェックしていきます。
私は出題年度の数字を○で囲んで書き込んでいきました。

 

まず、問題を解きながら、というより読みながら、出題箇所をテキストにチェックしていきます。
私は出題年度の数字を○で囲んで書き込んでいきました。

 

こうすると、繰り返し出題されている箇所がテキスト上で一目瞭然になります。
もし、問題の該当箇所がテキストに記載がない場合はテキストの余白に書き込んでいきます。

 

基本的に、テキストというのは過去の試験問題を土台にして作られているとは思うのですが、過去に出題された箇所を行間に表記してあるものはあまり見受けられません。

 

だとしたら、自分でテキストを作り上げていくしかありません。
こうして作り上げたテキストは問題集とリンクされた状態になります。

 

では、この状態からどんな利点が生まれるのでしょうか。

 

まず、テキストを読むときに、書き込みによってどこが重要なのか把握しながら読むことができます。

 

さらに問題演習により、テキストとは別の角度で解説がされているので、テキストの理解がより深まります。

 

しかし、それだけではありません。
テキストの内容を覚える速度が加速するということです。

 

ここは重要なので繰り返しましょう。

 

ただテキストを読むより早く理解し記憶できる

 

ということです。

 

辞書を全部読んでも、時間もかかるし、なかなか覚えられませんよね。
しかし、チェックされている箇所だけを飛ばし読みするのは比較的容易にできるはずです。

 

さらに、チェックされている箇所を読むということは、問題演習の復習にもなるわけです。

 

 

次に、問題集の解き方について補足しておきましょう。
これに関しても、「テキストで学んだことを問題演習で実力試しする」という受験生が多いのですが、それは大きな間違いです。

 

まず、初回のときは、
問題を解くという意識を捨てて下さい

 

問題を解くのではなく、問題の各肢と解説を「読んでいく」という意識でいいのです。

 

この段階でへたに解こうとしてもできなくてショックを受けるだけです。
なぜなら、数回テキストを読んだくらいで、問題はほとんど解けないからです。

 

ここで自信喪失する必要はまったくなく、「できなくて当たり前!」と割り切ったほうがいいです!

 

特に、1回目、2回目あたりのときは、問題を解くという意識を捨てて下さい。

 

問題集は「問題と解説のついたテキスト」だと思って、まずは読んでいきましょう。

 

こうして一巡したら、つぎは実際に問題を解いていきます。
そして正解した問題には、問題文の文頭にチェック印を記入します。

 

ここでいう「問題」とは5肢で構成された問題全体ではなく、各肢を指します。
5肢択一の問題集であっても、1問1答のつもりで問題を解いていきます。

 

したがって、5肢択一の問題で4肢にチェックが入ってもその問題はできたことにはなりません。
あくまで1肢ずつ、正誤の判別ができたかどうかでチェックの判断をしてください。

 

最初はなかなか正解できないかもしれません。いや、できなくて当たり前だと思ったほうがいいです。

 

こうして最後までいったら、今度はできなかった問題だけをやります。
そして、できた問題にはチェックを入れていきます。

 

これを繰り返すと、できなかった問題はどんどん減っていき、最後はすべての問題にチェック印がひとつ入ります。
この作業は簡単そうに感じるかもしれませんが、やってみると結構たいへんなはずです。
何度も同じ問題を間違えるので気が滅入ってしまうのです。

 

問題肢によっては10回以上繰り返すこともあります。

 

また、特に1回目はテキストへの書込み作業もありますから、かなりの時間がかかることは覚悟しておかなければなりません。

 

はたして、このペースで良いのかと焦ることもあるでしょう。
しかし、繰り返すたびに見違えるようにペースがあがりますから、安心して下さい。

 

最後にはわずかの時間で終了します。手ごたえ、達成感もかなり感じるはずです。

 

できた問題を再度やっていたのでは、このスピード感は出ません。前回できなかった問題だけを解いていくのです。

 

さあ、これですべての問題に1回のチェック印が入りました。
これでその問題集はいったん完成です。

 

ただ一度できた問題でも時間を置くとできなくなってきます。どうしても忘れてしまうからです。

 

したがって、この一連の演習を直前期に再度集中して行う必要があります。

 

そして、完璧に仕上げることを誓って下さい。
問題演習は、完璧に仕上げて初めて結果が出るものだとキモに銘じて下さい。

 

 

B確実な知識の積み上げに専念する

問題を解く際に消去法で解く場合は多いでしょう。
そのときに、どこかで見たことがある内容だけどはっきり思い出せないという経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

 

じつは、このような知識は百害あって一利なしだと思ったほうがよいのです。

 

 

私の例を述べましょう。

 

受験1回目のときは本試験の択一式の正解率というのはおよそ5割くらいでした。
勘で解答するしかない問題が次々に出てくるという感じでした。

 

しかし、失敗したこの1回目の受験でも、「どこかで見たな」という問題もいくつかあったことを記憶しています。

 

限られた範囲であっても確実な知識を持ってすれば、正解を導き出せる率はグンと増えるのです。

 

これはいざ本試験に臨むと切実に実感されるはずです。
あいまいな知識がいかに役に立たないもので、確実な知識がどれだけ頼りになるのかを。

 

受験のベテランともなると、
「細かい箇所をこんなに勉強した」
「分厚い参考書の内容を隅々まで勉強しマスターした」
ということを自慢する方もみえるようです。

 

とくに、ネットの掲示板での自慢話は、意図的なのか、すごいものがありますね。

 

そういう話を聞いたりすると不安になることがあるかもしれませんが、一番いいのは、耳をかさないことです。

 

「それでは、難問の多い今の試験では合格点をクリアできないのではないか」
そう思われる向きも多いでしょう。

 

しかし、実際には難問がとけた受験生が合格できるのではなく、

 

みんなができる問題を確実に得点できた受験生が合格できる
という事実を認識する必要があります。

 

これが最初に書いた、「解答の確率論を理解しているか」というポイントになります。

 

ある難関国家試験の短期合格者は、

 

「基本書の範囲だけをしっかり学習しただけ」
で某答案練習会(参加者約八百名)でトップクラスを取り続けたという例もあります。

 

また、受験予備校が実施する模擬試験における、「設問ごとの正解率」を調べてみると、
正解率の高い問題を確実に正解」していけば十分合格点に達することがわかるでしょう。

 

第4章 通信で確実合格をめざす方へ

 

■今の時代は情報戦

 

正直なところ、今の難関資格試験は受験予備校の力を借りないと合格がきびしくなってきているのではないかと感じています。

 

もちろん、独学でも十分合格は可能でしょうし、今は市販のテキストも良質のものが揃っていますから、独学という環境でも合格の可能性は増えてきていると思います。

 

しかし、昨今の試験は情報戦に入っています。
予備校が長い時間と労力をかけた「情報の集大成」をお金で買うということは、十分意義のあることです。

 

たしかにお金はかかります。1回で合格する保証もないのに、大金を投じるのはなかなか勇気がいるでしょう。
しかし、自分ひとりですべてをこなそうとすると、どうしても時間がかかってしまいます。

 

その方の学習環境にもよるので一概にはいえませんが、1年でけりをつけるつもりならある程度お金を投資することもぜひ検討されるとよいと思います。

 

これには大きな副産物がありますよ。
お金をかけたぶん、合格するしかないという気持ちにさせてくれるのです。

 

これは勉強を続ける大きなモチベーションになります。

 

■通学でないと合格は難しいのか

まず私は通学の経験がないので、通学の利点を述べる資格はないと思いますし、またそのつもりもありません。
しかし、決して通信だから合格は難しいとは思っていません。

 

そもそも、通信では合格は難しいという考え自体が私にはなかったのです。

 

ところが、私の周りの合格者は通学で合格した人が圧倒的に多く、その人たちと社労士試験の話しになると、何度か「よく通信で合格できたね。」と言われ、自分自身が意外に感じていたものです。

 

それはひとつには、おそらく孤独な環境で勉強を続けることの大変さをイメージされていたのではないかと思います。

 

しかし、今は通信機器の進化で講義は手軽に視聴できるようになりました。
スマホで通勤途中でも画像を見ながら効率よく勉強できる時代になったのです。

 

通信でも十分社労士試験に合格できる時代になったといえるでしょう。

 

 

■オススメの通信講座

これは、勉強を開始した時期など、各人の環境によって一概にはいえませんが、再受験の方で一通り全科目の概要はつかめている方であれば、間違いなく問題演習に重点をおいた通信講座をオススメしています。

 

また、初学者の方でも、比較的早い時期に勉強を開始された方であれば問題演習も十分組み込まれている通信講座をオススメします。

 

■通信講座のワナに注意

ではつぎに、通信講座を利用する場合の注意点を述べましょう。

 

予備校で開講されている講座には、さまざまな講座がパックになったものと、単科講座があります。
パック講座のなかでも、模試や直前まとめなどまで入ったフルパックのものは予備校側としても一番看板とする講座であり、高額商品であるので力を入れて宣伝しています。

 

よく「上級者必勝○○コース」とか「本科生○○総合コース」と称されるものです。

 

これは、金額もさることながら、至れり尽くせりの内容になっています。受験生にとってはとても魅力的な講座だと思います。

 

このコースの内容をほぼ完璧にこなせたら、択一式で合格点に至らないということはちょっと考えにくいです。
それくらいの実力はつくでしょう。

 

しかし、ここに大きな落とし穴があるのでぜひ注意していただきたいのです。

 

それは、ハンパな分量じゃないということです。

 

一日中、勉強に専念できる環境の方は別として、どこかに勤めているとか、家事・育児があるという方だとこなすのがとても大変です。
私が受講したコースもかなりの分量でした。私はとてもすべてをマスターすることは不可能でした。(仕事も持たず、1日中勉強できていたら別でしょうが・・・)

 

このコースの内容を全部完璧にマスターした受講生がいたら、正直お目にかかりたいくらいです。

 

では、なぜそれだけ至れり尽くせりの内容になっているのでしょうか?

 

私は受験予備校の関係者ではないのであくまでも推測ですが、予備校サイドで考えるとひとつの推測が成り立ちます。
それは、フルパックの講座の中で出てこなかった知識を問う問題が数多く出題された場合、予備校としてみれば面目丸つぶれ、シャレになりませんよね。受講生からクレームの嵐が来るでしょう。

 

ですから、いきおい超豪華版の内容になってしまうのです。

 

それを知らずに、与えられたものをすべてこなさないといけないと思っていると、勉強する時間が足りなくなり、どの教材も中途半端になったり、最低限押さえておくべき範囲がおろそかになってしまいがちです。

 

たしかに、全部やらないともったいない気がしますが、中途半端にすべてを70%やるくらいなら、半分を100仕上げたほうがはるかに得点能力は付くのです。

 

そこで、自分の学習環境に合わせて、フルコースに入っている講座の一部を思い切って捨てるとか、逆に強化したい箇所は別にオプション講座を求め勉強するというように、自分に合わせたやりかたが必要になってきます。

 

自分の進行状況と照らし合わせ、講座をどの範囲までやるのかをその都度検証していくことです。

 

■こういう通信講座は避けろ

もともと通学生向けに作った講座を、ただ単純に通信用に焼き増ししたものは危険です。
確かに、この形式の通信講座は、みかけはそれなりのボリューム感があります。

 

「じゃあ、このテキストを読んで科目ごとの課題を提出していこう。疑問があれば質問票で出すこともできるゾ!」

 

最初はそう思って勉強を始めるのですが、実際にはなかなかそんな筋書きどおりにはうまくいきません。

 

まずテキストですが、その予備校が独自に作成し市販されていない場合には、テキストが手に届くまでまったく内容がわかりません。

 

私も1年目は痛い目にあったのですが、講義向きに作られたテキストというものが確かに存在するのです。

 

実際の講義に対応したテキストは、あきらかに通読だけでは何が書かれているかが理解できない代物です。
テキストを読んでもすんなりと頭に入ってくれません。

 

ここでまず、勉強が続かなくなるのです。

 

また、仮に課題添削までこなしたとしても、この課題添削がまた曲者です。
各科目数題の課題を解いたくらいでは、過去問題や予想問題はなかなか解けるようにはなりません。
つまり、この通信講座を完璧に仕上げても合格力が確実に身に付くとは言いがたいのです。

 

飛び越えるハードルが高いうえに、実力がなかなか身に付かないワケですから、大抵の受験生は挫折してしまうのです!

 

通信講座のテキストは、市販されているか、あるいは前年度のテキストの内容が事前にある程度閲覧できるものがよいでしょう。

 

講座を申し込んで初めてテキストの内容が確認できるシステムの講座に、1年間付き合うには危険な香りがしますが、いかがでしょうか。

 

確実なのは、通信生向けに独自に開発された通信講座でしょう。

 

 

最後に

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

才能も根気もない私は、普通に勉強しても他の受験生と差をつけることはできない。
じゃあ、どうすれば勝てるのかということを、受験時代は考えてきました。

 

これまで述べてきたことは、もしかしたら「私には使えない」「私とは事情が違う」と思われた人も中にはいらっしゃるでしょう。

 

僭越ながら、わたしがあなたに望むことは、ただ遮二無二突き進むのではなく、
まず一度自分のなかで、

 

「合格までの道筋を、どう考えいかに取り組んでいくか」
を咀嚼してから行動に移してもらいたいということです。

 

そういう考え方を身につけることができれば、あなたはあなたの学習法をもう半ばつかんだといっていいでしょう。

 

もしかして、私があなたのお役に立てるアドバイスというのは、これまで述べてきたテクニックではなく、攻略法を編み出すまでの発想力であったのかもしれません。

 

またもうひとつ、とても大切なことがあります。
それは、考えることと実行することでは大きな開きがあるということです

 

いくらよい戦略・戦術があっても実行しなければ結果は出ませんね。

 

実際に行動してみると当初の予測と違うことはよくあることです。
それを修正しながら、少しずつでも歩みを進めることで、最も自分に合った方法が見えてくるものです。

 

これは自戒を含めつつ書いているのですが、残念ながら多くの人は考えるだけでなかなか実際に行動に移そうとはしないものです。

 

それは失敗を恐れる気持ちのなせる業ということもあるでしょう。
人には差異はあるものの、とりあえず難題は先延ばししようとする性質があるものです。

 

しかし、実際に行動を起こすかどうか・・・ここが合格への大きな鍵になります。

 

実践したいと思われた点がこれまで読まれた中でもしあるのであれば、ぜひ実行に移していただければと思います。

 

本番で最高の結果を出されることを祈念しております。

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