社労士試験で8割超の驚きの合格法をお伝えします
私は社労士試験に受験2回目で合格しました。
受験1年目は惨敗。自分なりに一生懸命勉強したのに全く結果が出ませんでした。
テキストを何度か読んで問題演習。でも、問題が全く解けないの繰り返し!
実力が付かないまま、このままではいけないと科目横断のテキストを新たに購入して読んでみても状況は変わりません。
こんな状況に嫌気を感じながらも本番を迎え、今年は合格は無理だろうなというあきらめの気持ちを持ちながらの受験でした。
結果、選択式は奇跡的に合格ラインを突破していましたが、択一式は34点と惨敗に終わりました。
1回目の社労士受験を経験してわかったのは、
- このままの勉強方法では2回目の受験も苦戦することが必至
- 仕事をしながらの勉強なので、いかに効率よく勉強するかが大切
ということでした。
不合格だった原因を理解し8割の得点を取った私の勉強法とは?
そこで、受験2回目にあたり、これまでの勉強法を見直すことにしました。
大きく挙げると2つポイントがありますが、1つ目は通信講座を答練中心の講座にしたことです。
問題演習中心の勉強法に変えることで効率よく合格力を身に付けることができたと思います。
詳しくはテキスト中心学習は正解か?をお読みください。
2つ目が濃密な勉強時間を確保できたことです。
1回目の受験でもそれなりに勉強時間は作っていましたが、果たして集中して勉強できてたかというと大きな疑問でした。
2回目の受験では、夜の勉強は早めに切り上げて早朝の勉強時間を確保することで集中して効率よく勉強することができたと思います。
直前期はモウレツに勉強したので、この時期は1年目よりかなり時間をかけていますが、勉強時間の総量は1年目とそれほど大きく変わっていません。
こうした勉強のやり方が自分にとって大きな転機となり、2回目の受験では択一式で57点と8割を超える得点で合格ラインを大きく超えて合格することができました。
そして、資格試験で合格という結果を出すことで、
資格試験用の勉強方法があることがわかったのです。
これまで大学受験、宅建試験などを経験してきてはいましたが、本当の
難関国家試験の合格の仕方を理解していなかったと今は思います。
でも、実はこれ、多くの受験生が気づいていない観点なのかもしれません。
問題演習中心の学習なんて結構言い尽くされていて、「何を今さら」ってあなたは思うかも知れませんね。
でも、自分の反省を元にすると、多くの受験生が本当の問題演習中心学習ってことがわかっていないかもしれないとも思ってしまうんです。
社労士試験ってどんな試験なのかを知ることが大事
そこで、少し話が逸れてしまいますが、ここで、そもそも社労士試験の合格率や社労士試験特有のクセみたいなものについて説明したいと思います。
社労士試験の合格率をここ過去何年かの推移をみてみると、平成20年度から平成26年度までは1桁台の後半(5.4%〜9.3%)で推移していましたが、平成27年度の合格率を底辺に、平成29年度からは6%台の合格率で安定して推移しています。
年 度 |
受験者数 |
合格者数 |
合格率 |
---|---|---|---|
平成26年 | 44,546人 | 4,156人 | 9.3% |
平成27年 | 40,712人 | 1,051人 | 2.6% |
平成28年 | 39,972人 | 1,770人 | 4.4% |
平成29年 | 38,685人 | 2,613人 | 6.8% |
平成30年 | 38,427人 | 2,413人 | 6.3% |
令和元年 | 38,428人 | 2,525人 | 6.6% |
令和2年 | 34,845人 | 2,237人 | 6.4% |
令和3年 |
37,306人 |
2,937人 | 7.9% |
平成27年度に衝撃的な合格率2.6%を記録して社労士試験は今後5%を下回る「低合格率時代」に入ったとみられていましたが、平成29年度からは6%台で推移しています。
ですから、社労士試験の合格率は今後「5〜8%」前後で推移していく可能性が高いものと予想されています。
一方、確かに合格率2%台の時代は過ぎたのかもしれませんが、いまだに
社労士試験⇒超難関試験⇒簡単には合格できない
というイメージがすでに定着した感がありますね。
試験の内容を見てみると、合格数や合格率といった基準で合否が決まる試験であり、
決して人事労務年金の専門家「社会保険労務士」として名乗るのにふさわしい一定の実力があるかどうかを調べる試験ではなく、
⇒受験生を振るい落とす試験
であるということです。
実際に自分も合格はしたものの、社労士に関わる実務ができるようになったかと言えば全く自信がない状態でした。
つまり、社労士試験に合格することと実務で社労士の仕事をすることは全く別次元のことであるということです。
いずれにせよ、この「落とす試験」であるという点が、同じ国家試験でも一定の点数を取れば合格できる行政書士などの試験とは違うところですね。
また、社労士試験は難関国家試験の中でも合否基準が明確でなく運の要素が強い試験です。
ほぼ毎年にわたり科目の救済措置がなされますし、試験問題の難易度も問題によって極端ともいえます。
たとえば、一般常識(社会)では、まったくその科目の準備をしていなくても他の科目の知識で解けたりします。
実際、何年も連続であと数点足りずに不合格という受験生が多いのも社労士試験の特徴です。
こんな難関国家試験に合格するためには、
・これまで以上に大量の勉強量をこなさないといけない
・難しい問題も解けるようにしないといけない
という強迫観念に陥りがちです。
実際に、勉強時間はしっかり取っているのにあと少しで合格ラインに達しない。そんな受験生も多いのではないかと思います。
確かに、圧倒的な勉強量、いわば力づくで試験に合格できた方もみえるでしょう。
しかし、多くの合格者が勉強時間が十分に取れない社会人である事実を見落としてはいけませんね。
私は、これからの社労士試験に合格するためには、今まで以上に、
【効率よく学力を伸ばす勉強法】
の習得が必要になってくると考えます。
特に、時間のない社会人にとって、効率よい勉強法で取り組まないと、
勉強時間だけが増えて合格はおぼつかないという結果になりかねません。
じゃあ、効率よい勉強というといかにも難しそうに感じられるかもしれませんね。
しかし、
私自身の体験から、
他の受験生とは少し違うアプローチをするだけで、
同じ努力の量であっても抜群の成果を得ることが可能だといえます。
それが、問題演習中心の勉強法ってわけです。
だた、この言葉も言い尽くされていて、そんなことわかってるという人も多いんだと思います。
でも、
ついつい、テキスト読みをまず優先していませんか?
私は、勉強量は多いけど択一式で得点が伸び悩む方の多くの理由が問題演習の不足だと考えています。
一生懸命時間をかけて勉強してもなかなか実力が伸びないタイプで、これは頭がいいとか悪いとかとは別次元の話なんです。
私自身は優秀でも何でもなく、思い切って勉強法を1年目と切り替える決断をしたからこそ高得点で社労士試験に合格することができたと思っています。
人の能力・資質とは関係ないところで合格できた実体験があるからこそ、多くの受験生のお役に立てるのではないかと思っています。
最初に書いたように、私の場合は、社労士試験受験1回目は全く歯が立たなかった状態(択一式34点)から、2回目の受験では、択一式で8割を超える得点(57点)で大幅に合格ラインを超えることができました。
こちらは、ある資格予備校で解答診断してもらった私の択一試験の本番での結果です。↓
※「解答分析」欄で、「○」が表示されている場合は「正解」、アルファベット(A〜E)が表示されている場合は「不正解」です。
それぞれの下に表示された数字が正解率です。
確かに勉強する蓄積が増えたからともいえますが、試験に臨む考え方と勉強方法を変えたからこそ1年間でこれだけ成績を伸ばせることができたと思っています。
注目していただきたいのが、解答診断の右側の箇所です。
不正解のアルファベット表示のところです。
実は、ここに社労士試験合格の大きなヒントが隠されているのです!
細かなことは省きますが、
多くの受験生が正解した問題はほぼ正解しているが、正解率の低い問題は結構落としてる!
さらにこのことを突き詰めると、
難しい問題は解けなくても、
解けるべき問題を確実に正解していくだけで十分、社労士試験に合格できる
ということです。
難関資格試験に最短で合格するためには、いかに合理的に出題確率の高いポイントを絞り込んで、その箇所を重点的に勉強するか、試験に出そうにない、出ても稀な箇所は切り捨てる勇気を持つということが上の結果からも実証できたと思っています。
でもほとんどの受験生は、小さな頃から慣れ親しんだ学校の勉強法が、資格試験においてはかなり効率の悪い勉強のやり方だなんて思いもしないでしょう。
また、勉強していくなかで、択一式の攻略法だけでなく、、
「選択式でも知らない問題文が出ても正解に導くテクニック」
そんな方法も見つけることができました。
詳しくは選択式攻略のコツをお読みください。
受験1年目でもなぜか選択式は得意でしたが、なぜ得意なのかを自分なりに考えたときに、
知らない問題文を論理的に解くことで正解を得ることができていたんだと気づきました。
こうした自分の体験を、このサイトでは紹介していければと考えています。
また、社労士試験の受験生は、通信教育(講座)で勉強している方がとても多いです。
難関国家資格の取得を目指すときに、通学型の資格予備校に通うとなると、どうしても生活への負担が大きく、
学習を続けることがストレスとなりがちです。
以前はそんな学習方法しかなかったので仕方ありませんが、今ではインターネットを利用しての情報が簡単に入手でき学び方自体が大きく変化しています。
また、従来の通信講座も、最初にテキストが大量に送られてきて「わからなかったら質問OK」というスタイルでよかのでしょうが、こんなほぼ独学と変わらない学習法では効率が悪すぎます。
しかし、とはいっても、
自分に合った勉強方法や講座はどれなのか、判断する基準がわからないので戸惑う受験生が多いのも事実です。
いざ社労士試験を受験しようと思い立っても、そこには様々な障壁が存在するということです。
私はこれまで400人を超える社労士受験生から相談をいただき、多くの受験生が共通して迷うポイントも理解することができました。
ご相談をお受けすると、多くの受験生は、何となく高い講座であれば合格しやすいだろうとか、聞いたことのある有名な資格スクールなら安心だとか、イメージを先行してしまいがちです。
指標がないからそれは当然ですね。
実際に私もそうでしたから気持ちはわかります。
しかし、実際は、
高い講座=良い講座では決してない
ことを知っていただきたいと思っています。
- なぜ、社労士講座は受講料が20〜30万円もするのか?
- 講義付のしっかりした通信講座でも、なぜ5万円未満の講座が存在するのか?
私は社労士受験業界を、10年以上、第3者の立場からずっと注目してみてきましたが、
費用が安い講座でも内容がしっかりしているのに人気がないものもあれば、
高い費用でも受験生に寄り添っておらずただ高いだけ、でもネームバリューで売れてしまう講座まで実に色々なんですね。
受験生にとって、社労士試験に効率よく合格に導いてくれる講座が一番いいに決まっています。
でも、言い方は悪いのですが、
受験生が無知であるが故に、正しい判断ができずに、自分に合わない講座を選んでしまうことも正直多いのかなと感じています。
そんなことも踏まえ、正しい通信教育(講座)の選び方やおすすめの社労士通信講座をお伝えしていきます。
今ですと、効率よく合格できて費用対効果が高い評判の高い社労士通信講座の代表が
かなと思いますが、他の講座もこちらの記事でご紹介していますので参考にして下さい。
また、このサイトでは上記以外に、効率的・戦略的な勉強法や私の受験体験記なども掲載しています。
あなたが社労士試験に最短距離で合格する一助になれば幸いです。
私の社労士合格体験記を知りたい方はこちらから
私の受験体験記