ネオスタ社労士通信講座 評価
ネオスタ社労士講座の魅力
ネオスタ社労士通信講座の魅力は、
圧倒的な低価格・工夫された映像講義・スマホ学習法
の3点です。
知名度は大手予備校に比べ落ちますが、この3点がとても強力なので、多くの社労士受験生に根強い人気があるのでしょう。
<注意>
現在、サイトは閉鎖されています。
以前も主催者が病気のため開講を中断していた時期がありましたので、おそらく現在は開講されていないと思われます。
ネオスタ講座のポリシーが、問題集中心の学習法で短期合格を目指すということで、まさに私がおススメする勉強法をそのまま実践できる内容です。
またネオスタでは、サーチ学習という「楽しく学べる学習法」を推奨していますが、実際に、教材もそれに沿った内容になっています。
解説が詳しく全肢に根拠法令が掲載された過去問題集やインターネット法令集などは、まさにネオスタが提唱する「楽しく学べる学習法」や「サーチ学習」にピッタリといえるでしょう。
教材の中で、特に受講生が絶賛する教材が、
カードテキストです。
これは、ネオスタ独自の教材で、講義のメイン教材でもあります。
経験のある方はわかると思いますが、テキストを読んでるだけじゃあ、なかなか内容を記憶することは難しいですよね。
特に、法律の条文なんかは、一読しただけでは意味がよくわからない場合も多いです。
ところが、例えば文章が図として表現されていると、具体的にイメージできて覚えやすいし記憶に残りやすいんです。
カードテキストは、このイメージ化を教材にうまく取り入れているので、とても記憶が定着しやすいのです。
カードテキストは非常にコンパクトな教材ですが、内容はすごく、これだけ理解し覚えれば、十分合格できるといわれています。
また、カードテキスト以外に、ネオスタでは
詳細テキストというものがあります。
これは、何と辞書代りに使うテキストなんですね。
辞書用のテキストが用意されている社労士講座なんてネオスタだけだと思います。
講義の内容はどうか?
次に、通信講座で最も重要なパーツである講義ですが、ネオスタには次の特徴があります。
(1) スマートフォン(スマホ)に収録し、いつでもどこででも講義学習ができます。
スマートフォンがなくても、パソコンでも同じ講義を視聴することができます。
家ではパソコン講義を視聴し、外ではスマートフォン講義を受講することも可能ですから、自宅あるいは通勤時や外出時で、何回でも繰り返し講義を視聴したり問題集を解くことができます。
(2)受講生が講義を理解しやすいようにハイライトカーソルという特殊な手法を使っています。
ネオスタの講義では、わかりやすい映像講義、「視覚」に訴える講義を実現するために、
「ハイライトカーソル」というのを使い、実際に講義で解説している箇所を指しながら「今、説明しているところ」を表示しています。
← ネオスタのサイトでは、
実際にスマートフォンやパソコンで講義を再生しているところを視聴することができます。
問題演習中心学習はしやすいか?
ネオスタの問題集は、最も大事な解説部分がとにかく充実していますから、アウトプット力の養成に役立ちます。
「講義を聴いたら、問題演習を繰り返す」
この実践が最も実力が付く勉強法ですが、問題集の解説が詳しくないと学習が停滞しますから、問題集は解説文だけで理解が進むような解説がしっかりした問題集であることがとても大切なんですね。
ネオスタの問題集は、解説がしっかりしていますから、そこがいいんですね。
(ただし、口コミ情報の中には、解説が詳しくないとの意見もあります)
また、スマートフォンにデータを取り込んで問題を解くことができますから、少しの時間でもすぐ勉強することができるんですね。
しかしここで、心配が・・・
問題集を繰返し解く場合に、一度正解できた問題は飛ばして出来なかった問題だけをやりたいですね。
デジタル教材だとそのようなことができなのではないかと心配しましたが、実は最新のAdobe ReaderX(テン)を使えば、簡単に出来るんですね。
Adobe ReaderXは、無料でダウンロードできますが、
例えば、
完全に理解できて正解した問題は、このマーカーで簡単に塗りつぶすことができます。
(あとで、マーカーを消すこともできます)。
そして、次回問題集をやるときは、このマーカーのついていない問題だけをやれば、良いわけです。
最終的に、すべての問題にマーカーが付けば、完成です。
これは、テキストにも応用できます。
例えば、過去に問題として出題された部分をマークしておきます。
次に、テキストを読むときは、マーカーのついたところだけを集中的に読み返すことができます。
どんな受験生に向いているか?
このように、ネオスタの社労士通信講座は、
- 最も効率よく合格できるように具体的な勉強方法を教えてくれること
- 途中で挫折しないように教材に工夫があること
- 映像講義や法令集などが付いていながら圧倒的な低価格を実現していること
これらがバランスよく揃っているので、
初受験の方から再受験の方まで十分満足できるレベルの教材でしょう。
しかし、受験生によっては、大手受験予備校と比べてあまりにネオスタの受講価格が安いために、逆に不安を感じる方もいるかもしれませんね。
ネオスタでも、以前は紙媒体で教材を提供していた頃は10万円を超える受講料が必要でした。
これでも、大手受験スクールと比べると十分安かったのですが、全てをデジタル教材にしたことでさらにコストが抑えられ驚きの価格で講座を受講することができます。
一方で講座の質も上げることができたんですね。
20万円を超える他社の総合コースと比べて低価格に不安を感じる必要は全くないわけです。
ネオスタの弱点は?
ネオスタの大きな弱点は、
知名度がないということと、余りに低価格なので受験生が引いてしまうという点です!
これまで多くの社労士受験生と相談してきて危険だなと感じるのは、
知名度のあるスクールなら間違いないという思い込みです。
例えば、ユーキャンとかですと、テレビCMで有名ですからすごく安心感があるんですね。
「テレビで宣伝しているくらいだから間違いないだろう、人気があるということは良い講座だろう」
多くの人は感覚的にそう思ってしまいがちですが、これは致し方ないのかなとも思います。
また、価格も20万円以上する講座も、それだけお金を出すんだからと合格しそうな気がしてしまうんですね。
これらはすべて思い込みなんですが、多くの受験生は社労士受験業界の事情なんてわかりませんから、自分の思い込みやネットの偏った情報に左右されてしまいがちです。
ネオスタは、ネット広告のみなので知名度はほとんどありませんが、実は30年以上の歴史のある教育機関です。社会保険労務士を専門に指導していて通信講座のみの設定です。
また、驚きの低価格ですが、テキストなどは紙媒体でなくデータ情報として提供していますから、低価格で提供できるちゃんとした理由があるんですね。
他には、人によっては、講義が淡々と進むので眠くなるという方もいるかもしれません。
次に、ネオスタの講座内容で残念な点を挙げます。
それは、問題演習の部分です。
ネオスタの通信講座には過去10年間分の問題集が付いてきます。
これだけでもボリュームがありますが、いわゆる答練(答案練習)講座は付いていないんですね。
また、あくまで口コミのレベルですが、解説が詳しくないという意見もあるようです。
私が見た限りではそのようには思えませんが・・・。
いずれにしても、問題演習中心の学習を進めていく場合、過去問題だけでは問題演習の量や質に不安を感じる受験生も多いかもしれません。
そこで、基本の講座はネオスタ社労士講座を選択して、さらに問題演習の量を増やしたい方は、別の予備校の答錬講座を追加で選択されてもよいと思います。
答錬講座でやはりおススメはクレアール社労士講座の答練だと思います。
詳しくはこちらで説明しています。
個人的なおススメは、
クレアールの上級スタンダードコース。
このコースですと問題演習が12月からですので、それまではネオスタの過去問題演習で力を付けたいところです。
この組み合わせであれば、
ネオスタのすべての講座一式とクレアールの答練マスター講義・ハイレベル答練の問題演習講座を組み合わせることができて、且つ10万円前後の低価格で受講できます。
これがとても贅沢な選択で、且つ費用も十分抑えることができる方法ではないかと思います。
ただし、ネオスタとクレアールと両方とも中途半端で終わらせるのは避けたいので、学習期間が短いとかの場合は、ネオスタだけに絞るという判断も必要かと思います。
<注意>
現在、サイトは閉鎖されています。
以前も主催者が病気のため開講を中断していた時期がありましたので、おそらく現在は開講されていないと思われます。