スタディング社労士講座がなぜ評判なのか?
スタディング(旧 通勤講座)の社労士講座は2019年に開講したばかりの新しい通信講座です。
新しいだけあって、IT時代に合う学習ツールを開発・アピールしています。
後発組ながら多くの社労士試験合格者を輩出している勢いのある受験予備校といえるでしょう。
スタディング社労士講座のサイトはこちら↓
スタディング社労士講座
スタディング社労士講座の特徴
他の予備校に比べて際立つ特徴は、
- 圧倒的な価格の安さ
- スマホで学習が完結
- 過去問を徹底的に分析した講座
この3点です。では順番に説明していきます。
圧倒的な低価格の受講料
社労士通信講座の相場って、通常の予備校・通信教材の相場だと10万円前後、大手予備校だったりすると20万円以上の金額になったりしますが、
スタディング社労士講座は、なんと59,800円(税込)〜79,800円で受講可能です。
≪スタディングHPより画像引用≫
講義付きでこの受講料は受験予備校の講座の中では格安といえるものです。
講座費用の比較は、そもそも講座の構成が一緒ではないので一概に費用比較はできませんが、似たような講座構成のされたコースで各予備校の講座費用比較をしてみました。
【各資格予備校の社労士通信講座の主なコース価格比較】
- スタディング社労士総合コース 59,800円
- ユーキャン社会保険労務士講座(講義無) 79,000円
- フォーサイトバリューセット 110,800円
- クレアール上級スタンダートコース 128,000円
- 資格の大原社労士合格コース 220,000円
※ユーキャンは一番費用がかかるであろう講義自体が設定されていないので自習用の教材のみの費用になります。
低価格で受講生に人気のフォーサイト社労士通信講座の基本パック講座(バリューセット基礎+過去問講座)でも110,800円です。
このように、
スタディング社労士講座の低価格は圧倒的
であることがわかります。
さらに、合格すると合格祝い金として10,000円が贈呈されるので、さらにかかる費用が下がります。
実質のコース値段で考えると、まさに
スタディングに価格で勝る社労士講座は山川社労士講座以外に存在しないといえるでしょう。
また、万が一、受講生が社労士試験に不合格で再受験になった場合に、再受講すると格安で受講できる講座(更新版といわれます)が用意されています。
これは、クレアールやフォーサイトなど、いくつかの社労士予備校でも用意されていますが、スタディング社労士講座の場合では、かなり安い費用で利用できるのです。
この更新版の価格は、22,000円〜26,000円で設定されているのですが、他の受験予備校と比較すると格安料金となりとても魅力的な料金体系となっています。
ちなみに、スタディング社労士講座は教育訓練給付金が対象外となりますから、この点だけ留意が必要です。
とはいっても、この点を考慮しても圧倒的な低価格であることは変わりありません。
【スタディング社労士講座のコースの内容 比較】
教材名 | 合格コース | 総合コース | フルコース |
入門講座 | ー | ー | 〇 |
基本講座 | 〇 | 〇 | 〇 |
スマート問題集 | 〇 | 〇 | 〇 |
セレクト過去問 | 〇 | 〇 | 〇 |
総まとめ講座 | 〇 | 〇 | 〇 |
直前対策答練 | ー | 〇 | 〇 |
合格模試(選択・択一) | ー | 〇 | 〇 |
価格 | 59,800円 | 69,800円 | 79,800円 |
この3つのコースのうち、直前対策答練や模試も付いた総合コースが内容・価格でもっとも充実しているのかなと思います。
スマホで学習が完結
スタディング社労士講座ではスマートフォン、PC、タブレット端末でも学習することができますので、通勤時間、移動中、待ち合わせ時間、昼休みなど1日のスキマ時間を活用して勉強することができます。
合格者からも、このような声が聞こえます。≪スタディングHPより引用≫
資格対策と言えば机に座って勉強するのが従来の方法でしたが、スタディングは動画講義、テキスト、過去問集、答練・模試まで全ての対策がスマホひとつで完結できる講座です。
一方、スタディングの講義を視聴するためには常にインターネット接続の環境が求められます。
動画をWi-Fi環境でダウンロードしておいて、後から視聴するといったことが出来ないわけです。
ですから、スマホの通信量制限がキツい方にとっては、動画を視聴しているとあっという間に通信制限が来る恐れがあります。
そこで、講義をダウンロードしておくことができるスタディングのオリジナルアプリが公開されました。
iPhoneに限定されるようですが、これにより通信量を食うというデメリットはほぼ完全に解決されたのは大きいですね。
ただし、問題集や過去問がWEBでしか解けない、紙テキストは提供されていないということが学習においての前提になりますから、紙媒体がないのは厳しいと感じる方は向かない講座なのかもしれません。
なお、テキストについては、冊子版オプション(2022年合格目標)として追加で28,600円の費用で購入することが可能となりました。
過去問を徹底的に分析
講師の早苗先生は、50年分の過去問を徹底的に分析し、モレなく、ムラなく、解くべき過去問とその知識のエッセンスを抽出した講義と教材作りに取り組んでこられました。
過去50年分の過去問を徹底的に分析したからこそ、やらなくていいものをきちんと外すことができ、
短期合格のための必要最小限の講座を開発できたといわれています。
社労士試験は他の難関国家試験と比べても過去問対策が有効な試験と言われています。
試験範囲も半端なく広いので全範囲勉強することは不可能です。
過去に出題された重要論点を徹底的にマスターすることで確実に7割以上の得点が可能になるのだと思います。
スタディング社労士講座も過去問の重要さをわかった上で教材作りがされているので、効率よく社労士試験に合格するというツールとしてとても優れているんだと思います。
講義の流れは主に、
スライドを使用した各論点の解説から、その論点がどのように本試験で引っ掛けられて出題されるのかの解説まで行われ、講義がわかりやすいという評価が多いですね。
また、フォーサイトとも共通しますが、スタディングの動画講義は専用のスタジオで撮り下ろされており、非常に見やすいです。
さらに、どちらの動画も、講師のバックにはテキスト内容や図表などを大画面で表示しているため、テレビの情報番組のように、講義を視聴するだけで内容が頭に入ってきます。
テキストはフルカラーでみやすくわかりやすさが売りの講座といえそうです。
ただし、本を使った勉強に慣れている方、特にテキストに重要事項などを書き込む勉強法の方にとっては、スマホメインの学習に少々戸惑うことになるでしょう。
また、一応教材の各ページは印刷可能ですが、全ページ自分で印刷するのは現実的ではありません。
スタディング受講生の口コミからも、テキストを印刷すべきかで葛藤する方が多いようです。
有料一括28,600円で冊子版を購入できますが結構な価格になります。
なお、問題量はトータルで2000問弱。これは、クレアールよりかなり少ないので少し残念なところです。
講座学習の流れ
- 「基本講座講義」の視聴
- そのあとすぐに「スマート問題集」を解く
- 「セレクト過去問集」を解く(科目終了後)
このような流れになります。
小さな単元ごとに講義動画とテキストでインプットの後、すぐにスマート問題集でアウトプットを行う学習スタイルなので、講義内容が記憶に定着しやすいわけです。
また、スマート問題集は、「間違えた問題」「後でもう一度やりたい問題」を選んで、その問題だけを出題する機能があります。
これによって、間違えた問題だけでなく、確答できずに何となく正解した問題に「要復習」のチェックをつけておくと苦手分野や曖昧な分野の克服にも有効になります。
また、各問題では受講者全体の平均点も表示されるので、自分の位置を確認することができます。
セレクト過去問集は社労士試験での実戦力を上げるためのアウトプットの訓練を行います。
実際の過去問を解くことで実戦力が養われます。
「総まとめ講座」では、白書対策・横断整理、法改正について知識を整理していきます。
独学では学習が難しい箇所を直前期に一気に身に付けることができます。
「直前答練・合格模試」は、オリジナル問題で構成した問題集です。
「直前答練」で問題演習をしながら、解説講義で解法力を身に付け、「合格模試」で出題予想テーマを総仕上げすることができます。
学習サポート体制
「学習フロー機能」と「学習レポート機能」とは?
学習スケジュールの管理は最も大きな課題の一つではないでしょうか。
スタディングではそういった受験生の課題を解決すべく
「学習フロー機能」と「学習レポート機能」というサービスを提供しています。
学習フロー機能では「どの勉強」を「どういった手順で行えば良いか」
が一目で分かるようになっています。
これがあれば「どこから手をつければ良いか分からない・・・」
といった事態は回避できるでしょう。
加えて、学習レポート機能によって日々の学習時間や進捗をグラフで確認することも可能です。
自分の学習進捗が可視化されることで、合格に向かってどれくらいのペースで勉強を進めていけば良いかが分かりますし、何よりモチベーションの維持に繋がります。
質問体制
スタディングでは残念ながら質問対応を行なっていません。
分からないポイントは講義中の説明で理解していくしかありません。
一方、講師によるフォロー体制はスタディングでは期待しない方が良いでしょう。
講師である早苗先生は他の有名な社労士講座で講師をされていたことでも知られる先生で、十分に実績もある方ですが、数多くの講師が採用されているわけではありませんので、受講生一人一人に細かいフォローができる体制は取られていません。
勉強仲間機能とは?
勉強仲間機能では、学習時間や学習内容を投稿したり、勉強仲間を作って「いいね」や「コメント」を交換することで、学習を習慣化し、モチベーションを高めることができます。
勉強仲間機能は無料で誰でもご利用頂けます。
勉強仲間機能を使うと、以下のようなことができます。
勉強仲間をつくる。
日々の勉強の実績を投稿し、勉強仲間のタイムラインに公開する。
投稿に対して「いいね」やコメントすることで、励まし合いモチベーションを高める。
講座の合格率
スタディング社労士講座は残念ながら受講生の合格率を発表していません。
また、教育訓練給付の対象講座になっていないこともあって、客観的な合格率のデータを調べることはできません。
スタディング側も、
毎年合格者の一部の方からは合格の報告をいただいておりますが、オンライン講座という性質上、全ての合格者の方から報告いただいていないため、合格者数や合格率については、公表を控えさせていただいております。
≪スタディングHPより引用≫
としていて公表されていません。
ただし、開講直後から多数の合格者を輩出していることから、おそらく合格率はかなり高いのではないかと推測されます。
スタディング社労士講座の残念なところ
1.問題演習の講義動画がない
通常、人気の社労士講座では問題演習に関する講義動画を用意していて、私的にも一番実力を伸ばせる講義が問題演習講義だと思っていますが、スタディングは、それが用意されていません。
この点が最も残念なポイントです。
2.紙媒体の教材が基本的にない
スタディングの教材は基本はスマホやタブレット、PCといった電子機器対応としているため、冊子としてテキストや問題集が用意されていません。
有料一括28,600円でテキストを冊子版を購入できますがかなりの高額となってしまいます。
問題演習をしていて疑問点を調べたいときやテキストに書き込みをしたい方にとっては、紙ベースのテキストのほうが使いやすさを感じてしまいます。
3.質問対応はない
スタディングでは残念ながら質問対応サービス質問対応を行なっていません。
この点は、質問無制限の他の予備校と比べかなりのマイナスポイントとなってしまいます。
4.ダウンロードできない場合がある
スタディング社労士講座では、アップル系の端末でなければビデオ講座がダウンロードできません。
音声講座しかダウンロードできないのは痛いですね。
受講生の合格体験記
≪以下、スタディングHPより引用≫
もともと社会保険関係の業務に携わっていたので、ある程度は知識がある状況での挑戦です。
- 動画講座とスマート問題集の繰り返し
- 音声データをダウロードして常に聞き流す
- ラスト2ヶ月くらいは動画講座の今日まとめだけをピックアップして空いた時間に見る
上記を繰り返し無事に合格しました。
特に音声講座の聞き流しは勉強を身構えずに出来るのでおすすめです。
私は通勤中の他、晩酌中もずっと流していました(笑)
これまで、様々な予備校の講座や通信講座を受講してきましたが、
ことごとく途中で挫折してしまっていました。
テキストの見やすさを重視して講座を受講していましたが、テキストを開けるということがなかなかできず悩んでいたところ、スマホで完結するスタディングを見つけ、受講することにしました。
元々スマホを見る癖がついていたので継続して学習することができましたし、スキマ時間で毎日積み重ねて学習することができました。
講座の内容も他の予備校や通信講座に比べるとボリュームが少ないので、
不安がありましたが、他に教材を購入せず、スタディングのテキストを
繰り返し学習することで、合格できましたので、必要な学習内容が集約されていることを実感しました。
費用も良心的ですぐに学習に取り組めるので、これまで受講してきた講座の中で一番満足しました。
社労士試験は、その範囲が膨大で法改正も頻繁に行われるため、効率よく学習することが大切です。
一般的な通信講座では、テキストに記載の内容をそのまま説明する講義が多く、文字だけ読んでも理解できないことがありましたが、スタディングの講義では、条文、制度の仕組みなどをスライドを活用して行うので非常に理解しやすかったです。
講義では、過去問の引っかけポイントにも触れているので、講義動画を聞き流すだけでも社労士試験の基本論点はカバーできると思います。
小さな単元ごとに講義動画とテキストでインプットの後、すぐにスマート問題集でアウトプットを行う学習スタイルなので、講義内容が記憶に定着しやすく、達成感がありました。
直前期には、スマート問題集の問題横断復習機能を使って繰り返し解いて、最終的には9割以上正答できるようになりましたので、「労働一般」を除けば、択一式への不安はありませんでした。
テキストは、過去問データに基づき、その出題頻度が一目で分かるようになっているので、自分のレベルに応じ学習のメリハリをつけることができ、暗記ツールを活用すれば、選択式対策も行えるなど、非常によく出来ていると思います。
WEBテキストなので法改正の反映もスムーズで、直前期にストレスなく学習できたことはよかったです。
スタディング社労士講座がおすすめの人
スタディングは他の資格予備校にはない特徴をもったスクールです。
紙媒体でなくスマホの学習に抵抗のない若い世代の方などは特に使いやすさを感じるかもしれません。
- 普段からスマホをよく使っている人
- なるべく安い通信講座を受講したい人
- スマホ上で完結する学習スタイルにも抵抗が少ない方
- 移動時間などの隙間時間を有効活用したい人
スタディング社労士講座のサイトはこちら↓
スタディング社労士講座